新型コロナウイルスの新規感染者数を株価分析に用いるテクニカル分析の手法で、定期的に観測しています。
11月27日の新規感染者数は、2531人でした。
単純移動平均線での分析
単純移動平均は、過去N日分の平均のことです。
9日移動平均は、過去9日の感染者数の合計を9で割った数値になります。
9日移動平均 2150.20
25日移動平均 1610.96
75日移動平均 895.00
短期線>中期線>長期線の並びになっており、株価でいうと本格上昇局面になります。
9日移動平均は、連休中(11月21日から23日の休み)に医療機関が休みだった影響もあってか、一時的に下落しましたが、再び上昇に転じています。
25日移動平均、75日移動平均については、一貫して上昇しています。
棒:新規感染者数 ピンク:9日平均 橙:25日平均 青:75日平均
平滑移動平均線による分析
単純移動平均だと過去N日間の日々の影響が等しくなりますが、平滑移動平均は、直近の日の影響を反映させるための計算方法です。
N日目(直近の日)の数値を2回加え、(N+1)で割ります。
計算式は、以下のサイトに載っています。
EMA(Exponential Moving Average)指数平滑移動平均線 | FX・外貨両替のマネーパートナーズ -外為を誠実に-
平滑移動平均では、直近の動きが大きく影響するため、連休明けの減少が反映され、減少に転じる場面がありましたが、再び増加してきています。
12日平滑移動平均 1992.35
26日平滑移動平均 1658.87
MACDによる分析
MACD(マックディ)は、12日平滑移動平均と26日平滑移動平均を使った分析手法です。
テクニカルの名前になっている、MACD線は、12日平滑移動平均と26日平滑移動平均の差で、モメンタムが上昇すればするほど、MACD線は上向くようになっています。
シグナル線は、MACDの9日平均です。
オシレーターは、MACD線とシグナル線の差を表しています。
テクニカルの反応速度(買いサイン、売りサインのでる速さ)は、早い順に
オシレーターのゼロクロス>MACDのゼロクロス>シグナルのゼロクロス
となります。
MACD 333.48(上昇)
シグナル 340.65(上昇)
オシレーター ▲ 7.17(上昇)
連休の影響と、直近で、新規感染者数が2500人程度で頭打ちになっている点をテクニカルがとらえて、マイナスに転じていましたが、再びプラス圏に浮上する動きになってきています。
青:MACD 赤:シグナル 黄色:オシレーター
グーグルの感染者数予測サイト
11月28日の朝に確認した数値では、28日間での感染者数予測は94,910人になっています。
予測対象期間が、11月25日から12月22日までなっているので、11月24日までの数値で予測しているようです。
これまでのグーグル予測の履歴を記録しておきます。
日付は、グーグル予測サイトの閲覧日です。
11月19日 51605
11月22日 71970
11月28日 94910
約10日で、感染者数予測が倍になっています。