新型コロナウイルスの重症化因子はネアンデルタール人由来の遺伝子らしい
重症化因子はネアンデルタール人由来らしい
最近、またコロナウイルスが流行し始めて、寒いし混雑していたらいけないから、外出を控えようという方も多くなってきたのではないかなと思います。
先日、コロナの情報を集めようとネットをしていると、「コロナウイルスで重症化するかどうかの因子はネアンデルタール人由来の遺伝子が関係しているのだ」という記事を発見しました。
このサイトでは、新型コロナウイルスの重症化と関係する、ネアンデルタール人由来の遺伝子を持っている人は、南アジアに多く存在する、ということが書かれていました。
Zeberg教授は、これらのネアンデルタール人のバリアントを持つ人は、COVID-19に感染した際に人工呼吸器を必要とするリスクが最大 3 倍になると説明しました。「もちろん、年齢や他の疾患なども重症化に影響を与えます。しかし、遺伝的要因の中では、このバリアントが最も強力なものです。」
研究者たちはまた、これらのバリアント保有者の数に世界の各地域で大きな開きがあることを発見しました。南アジアでは人口の約50%がバリアントを持っているのに対し、東アジアでは保有者はほとんどいません。
3月か4月ごろにも、東アジアで新型コロナウイルスの流行が大きくならない、重症化が少ない理由が、「ファクターX」と言われていた時期がありました。
そのころは、「BCG予防接種によって、免疫が鍛えられて、それが新型コロナウイルスの抑制に効いているのだ」と言われていました。
京都大学の山中教授のサイトでの、ファクターXについての指摘です。
ファクターXの候補
・クラスター対策班や保健所職員等による献身的なクラスター対策
・マラソンなど大規模イベント休止、休校要請により国民が早期(2月後半)から危機感を共有
・マスク着用や毎日の入浴などの高い衛生意識
・ハグや握手、大声での会話などが少ない生活文化
・日本人の遺伝的要因
・BCG接種など、何らかの公衆衛生政策の影響
・2020年1月までの、何らかのウイルス感染の影響
今の時点で考えてみると、残っている候補は、「遺伝要因」と「過去に感染したウイルス」という要因だと思います。
新型コロナウイルスによって重症化する過程は、免疫が過剰に働いてしまう、サイトカインストームと関係があると言われています。
このことから、「東アジア人が重症化しない因子を持っているのではなく、欧米人が重症化因子を持っている」と考えられる、というようなこと、北海道大学の西田教授(8割おじさん)が発言しておられました。
「過去に感染したウイルスと関係する」という因子は、「過去の感染したウイルスによって獲得した免疫によって重症化が予防できている」、という意味だと考えられます。
したがって、東アジア人が、重症化防止因子を持っている、と考えることになり、「東アジア人が因子を持っているのではなく、欧米人が重症化する因子を持っている」という推論を矛盾します。
最終的には、「遺伝子」とか「人種」というところに行きつくのかもしれません。
持っていないことではなく、持っていることによって重症化するとすれば
なんらかの因子を「持っていないことではなく、持っていることによって重症化する」とすれば、ワクチンによる予防や重症化の防止は無理だということになりそうです。
ワクチンは、体内に免疫をつくることによって、予防や重症化を防止する因子を持つことを目的にしているからです。
以前に、分科会の尾身会長も「ウイルス性の呼吸器感染症について、予防効果のあるワクチンの開発に成功したことは過去に一度もない」という発言をされています。
人に感染するコロナウイルスは7種類あるそうですが、そのうちの4種類は、いわゆる風邪のウイルスだそうです。
いわゆる風邪は、感染を予防するワクチンも、治療する薬もありません。
風邪の薬は、風邪を治す薬ではなく、(発熱を抑える、咳を鎮めるなどの)症状を抑える薬です。
新型コロナウイルスも、同じようなふうになりそうな気がします。
星占いで見ると
2020年6月21日の夏至の日に、蟹座新月(日食)が起こりました。
日食があった地域は、日食の継続時間(だいたい3時間)を年に換算する期間影響がでるというプトレマイオスの説があります。
この夏至(太陽の力が最も強い日)の日食(光が遮られる)が起こったのは、東アフリカから、極東アジアにかけてで、中心点が南アジアになります。
ネアンデルタール人由来の重症化因子となる遺伝子を最も多く持っている国は、バングラディッシュだそうで、ちょうどその地域と重なってきます。
南アジアは核保有国も多く、行方が気になるところです。