南アフリカ変異株(B.1.1.529)の続報(第2報)
先日の南アフリカ変異株の続報です。
世界保健機関は26日、南アフリカで検出された新型コロナウイルスの新たな変異株「B.1.1.529」を「懸念される変異株」(VOC)に指定し、「オミクロン」と名付けた。
BBCニュースで言及されている「懸念される変異株」(VOC)は、当初イギリス型と言われていた「アルファ」や、ブラジル型と言われていた「ガンマ」、インド型と言われていた「デルタ」と同じレベルの分類になります。
このVOCに分類されている変異株は、世界中で流行した株になっているので、早晩この「オミクロン株」が世界中に伝播する可能性が高そうです。
懸念される変異株(VOC)と注目すべき変異株(VOI) - TACoIC
先日のニュースでも言及されていますが、変異が50か所以上あり、スパイクタンパク質の部分でも30か所の変異があるとされているので、ワクチンが相当効きづらい可能性があります。
また、ブルームバーグのニュースでは、香港で隔離措置を受けていた感染者の向かいの部屋の人が感染したことから、「空気感染」の可能性が指摘されています。
NHKのニュースでも、ワクチンの効果が減弱する可能性が指摘されています。
この変異ウイルスは表面にある『スパイクたんぱく質』という部分に30以上の変異があり、デルタ株よりも変異が多いことから感染力の増加やワクチンへの影響につながる可能性がある。
先日の記事でも指摘しましたが、来年1月末には、ちょうど高齢者ワクチン接種の9割が完了した7月末から半年が経過し、もともとワクチンの効果が減弱する時期と重なります。
まだ詳しいことがわかっていませんが、今後のニュースには要注意です。