新型コロナウイルス感染者数のテクニカル分析(2021/1/8)
新型コロナウイルスの新規感染者数を、株価分析に使うテクニカルという手法で観測、分析しています。
1月8日の新型コロナウイルス感染者数は、7882人でした。(NHK報道より)
これまでとは増え方が異なってきていますが、この増加の原因を考えると
① 正月休み明けで検査数自体が急増しており、陽性者数も急増している
② 感染自体が広がっている
という二つの見方ができると思います。
NHKのサイトで陽性率を調べてみると、以下のように陽性率が推移していることから、正月休み明けの特殊要因ではなく、感染自体が広がってきていると考えられます。
陽性率は12月1日と比較して、2~3倍になっています。
▽東京都は12月1日には6.4%だったのが、1月5日には14.4%に、
▽神奈川県は12月1日に6.0%だったのが、1月2日には18.9%に、
▽埼玉県は12月1日の5.3%から、1月3日には10.7%に、
▽千葉県は12月1日の5.0%から、1月3日には10.0%と上昇しています。
感染者数の日ごとの変化をみると、1月1日~4日まで3000人台前半で推移していたものが、7日に7000人台後半とほぼ倍になっています。
単純移動平均線による分析
9日単純移動平均 4751.80
25日単純移動平均 3707.12
75日単純移動平均 2370.88
短期線>中期線>長期線という形になっており、株価でいうと「本格上昇局面」が続いています。すべての移動平均線が上昇しています。
3日平均でも、7149人になっており、急増しています。
緑:感染者数 赤:9日移動平均 オレンジ:25日移動平均 青:75日移動平均
3日移動平均線
正月休みと正月明けという特殊要因がありますが、3日平均だけみると、事実上の感染爆発が起きていると見てよさそうです。
平滑移動平均線による分析
12日平滑移動平均 5011.89
26日平滑移動平均 4014.04
MACDによる分析
MACD 997.84
シグナル 479.19
オシレーター 518.65
Googleによる感染者数予測
Googleの感染者数予測サイトの数字を定期的に記録しています。
これまでの推移は、以下の通りです。28日間の予想数値なので、カッコ内はその数字を28で割ったものです。日付はサイト閲覧日です。
11月19日 51605(1843)
11月22日 71970(2570)
11月28日 94910(3389)
12月 6日 75436 (2694)
12月13日 96540(3447)
12月20日 119564(4270)
12月27日 122057(4359)
1月 4日 145152(5184)
1月 9日 178803(6385)