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新型コロナウイルス新規感染者数を株価予測に用いるテクニカルの手法で分析します。Technical Analysis about COvid19 Infection Count.(土曜日更新)

新型コロナウイルス・ワクチンに関するニュース

最近は、新型コロナウイルスやワクチンに関するニュースが以前と比較してかなり減っています。
世間の関心が薄れているか、社会が新型コロナウイルスの感染の広がりをある程度仕方がないものとして進んでいく(この考えをウィズコロナと呼ぶようになったらしい)というような論調が増えてきています。

新型コロナウイルス自体は今後もなくなりませんが、感染後も再度感染することや、かなりの数の人(ブラジルのマウナスの例では70%)が、1回感染して免疫をもっていたとしても、集団免疫が形成されないという現象が報告されています。


ワクチンと治療薬しかコロナに対策する方法がない、という結論になってきているようです。

実際にワクチン接種が進んでいる状況では、死者数が減少するという効果があったようです。(感染者数自体が増加したため、重症化数自体は実際はほぼ減少していないように見えます。)

ですが、ワクチンに関しては、これまで想定されていたよりもかなり早く抗体価が減少するという研究が出てきています。

藤田医科大学の研究では、2回目接種後、3か月で抗体価が4分の1になるという発表をしています。夜のニュースで別の研究も見たのですが、鹿児島の病院でも医療従事者にワクチンを接種して、その後の抗体価を記録していたようですが、やはり2か月で50%減少したと内容でした。

ファイザー社の新型コロナワクチンで、接種約3ヶ月後に抗体価が低下することを発表しました | 藤田医科大学 - Fujita Health University

新型コロナワクチン 抗体値 2カ月で48%に半減 鹿児島市の病院が検査 専門家「効果半減ではない」 | 鹿児島のニュース | 南日本新聞 | 373news.com

 

イギリスでは、4か月から5か月で74%に減少(減少する幅は26%)するという報告もあります。

新型ウイルスワクチン、2回接種の防御効果は約5カ月で低下=英公衆衛生当局 - BBCニュース

 

また、アメリカでは、ワクチン接種者でも非接種者でも同じように鼻腔内でコロナウイルスが増殖することが確認されています。

デルタ株、ワクチン接種しても鼻腔で増殖 米で確認: 日本経済新聞

 

もちろん、ワクチンを接種すれば重症化が防げることは、これまでの数値から明らかですし、死者数も明らかに減少しています。また、抗体価が減少すれば直ちにワクチンの効き目がなくなる、というわけでもないかもしれません。

政府は、この研究などを考慮して、なるべく早めに3回目のブースター接種を始めようとしていますが、実際には、まだ2回接種できていない人が半数ほどいます。
また、この抗体価の減少スピードが本当だとすると、今後もブースター接種を3か月か半年ほどで繰り返していかなければならないことになります。

今後の動向を注視したいと思います。

 

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