新型コロナウイルス新規感染者数のテクニカル分析(2020/11/15)
新型コロナウイルス新規感染者数を、株価予測に使うテクニカル分析の手法で、定期的に観測しています。
11月15日の新規感染者数は1,441人でした。(NHKコロナ特設サイト調べ)
1,000人台の感染者数が続いています。
単純移動平均による分析
9日平均 1358.60
25日平均 962.52
75日平均 661.51
短期線>中期線>長期線の並びになっていて、すべての移動平均線が上昇している状態で、株価分析では本格上昇の局面になります。
1400~1700人前後で感染者数が推移しており、チャート分析でいうところの上値抵抗帯がない状態といえます。
縦軸:新規感染者数 横軸:時間
棒:新規感染者数 赤:9日平均 黄:25日平均 青:75日平均
平滑移動平均による分析
12日平滑移動平均 1317.81
26日平滑移動平均 1059.05
こちらも単純移動平均と同じ上昇傾向を示しています。
前回の山が12日平滑移動平均で1329人(8月9日)で、あと10人前後までのところにきています。
26日平滑移動平均の前回のピークは1068人(8月15日)で、こちらもあと10人ぐらいのところにきています。
今回は、社会経済活動の制限がない点やGOTOキャンペーンなどの政策が行われている点を考えると、前回ピークを超える可能性が高いでしょう。
ただ、直近では新規感染者数の伸びが鈍化してきていることから、横ばいにグラフが少し出ています。
MACDによる分析
MACD 258.77
シグナル 185.53
オシレーター 73.24
MACDの指標で、反応速度が速い順にならべるとオシレーター>MACD>シグナルとなります。シグナルの向きが変われば、トレンドがほぼ確定したといえます。
こちらも急速な伸びを示しているものの、オシレーターとMACDが下向きに折れているところを見ると、直近の感染者数の伸びが落ちてきているのがわかります。
青:MACD 赤:シグナル 黄:オシレーター
今後の動きのポイント
ここ2、3日は1700人程度の感染者数になっており、伸びが鈍化してきています。
このまま伸びが鈍化した状態で1700人前後をうろうろするようなら、いわゆるモメンタムが落ちてくるので、感染者数の伸びは止まると思われます。
ただ今週2000人、2500人と増加していくようだと、テクニカル的には上を目指していくことになります。