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新型コロナウイルス新規感染者数を株価予測に用いるテクニカルの手法で分析します。Technical Analysis about COvid19 Infection Count.(土曜日更新)

オミクロン株の続報(第3報)

オミクロン株の詳細がわかってきましたので、書いておきたいと思います。

ニュースなどでもやっていますが、最初にオミクロン株の検体が採取されたのは、11月9日で、今日が11月29日です。
つまり、最初の検体が採取されてからまだ20日しかたってないのですが、すでにヨーロッパ、香港、カナダ、イスラエルなどに伝播しています。

また、南アフリカの例だけでみると、デルタ株に置き換わるスピードも異様なほど早いようです。

ロイターも以下のように伝えています。

ところが同国ハウテン州で11月12 日から20日までに採取された77検体のウイルスゲノムを解析したところ、100%がオミクロン株に置き換わっていたのだ[2]。オミクロン株が最初に検知されたのは11月9日であった、言い換えると僅か2週間足らずでデルタ株[3]からオミクロン株に置き換わったことになる。デルタ株の感染力は十分強かったが、オミクロン株のそれはデルタを凌駕するということだ。

新型コロナパンデミック:変異株オミクロンによる最良と最悪のシナリオ 東京慈恵会医科大学 浦島充佳【実業之日本フォーラム】 | ロイター

世界中に伝播するスピードも速いですが、デルタ株に置き換わるのも1か月どころか、2週間もたたないうちに置き換わっています。

南アフリカの例だけなので、まだ確定ではないと思いますが、これが事実なら、事実上空気感染する、という解釈もできると思います。

また、変異個所もスパイクたんぱく質だけで32箇所あります。
デルタ株の場合は、スパイクたんぱく質に数か所(おそらく2か所)の変異があったのですが、桁違いに多い変異といえます。

これだけの変異があれば、ワクチンはおろか開発中の経口薬の効き目も疑問符がつく可能性があります。

日本政府は思いのほか早い対応をとったので、日本国内への流入はかなり遅らせることができるかもしれませんが、南アフリカだけでなく、ヨーロッパ、カナダ、香港などにも感染が広がっているところを見ると、すでに国内に侵入している可能性も否定できないことから、ここ2週間前後の動きを注意してみていく必要もありそうです。

www3.nhk.or.jp

 

 

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