南アフリカで新たな変異株「B.1.1.529」
今日は、NHKなどでも、南アフリカの新たな変異株のニュースがやっていました。
ニュースなどでは、「これまでで最も激しい変異」という情報です。
WHOは、このウイルスを「懸念される変異株」や「注目すべき変異株」に指定するかどうか検討することにしています。
日経新聞のサイトでは、「ウイルスの表面にある突起状の物質「スパイクたんぱく質」に30カ所以上の変異が入っている」という情報があります。
また、南アフリカでは、デルタ株から新たな変異ウイルスに感染が置き換わるまでに1か月ほどしかかからなかった、という情報もあり、感染力がかなり強い可能性があります。
イギリスBBCのニュースでは、最悪の変異であるという科学者の意見を伝えています。
デオリヴェイラ教授は記者団への説明で、全体で50の変異があり、そのうち30以上の変異がスパイクたんぱく質にみられたと説明した。
ブルームバーグでは、香港での感染についての情報がありますが、ホテルの感染者の向かい側の人が感染した、ということで、空気感染の可能性を指摘しています。
このうち1人は南アからの旅行者。もう1人は同じホテルの向かい側の部屋に隔離されていた。政府によると、後者は部屋の間の空気の流れによって感染した可能性がある。
これまでの流れから、水際対策をいくらやっても、いずれは日本国内に入ってくることが想定されます。
高齢者のワクチン2回接種が9割がた完了したのが7月末として、それから6か月後は1月末になります。
先日の記事では、6か月で抗体価が9割減弱ということだったので、その時期が1月末にくることになりますが、ちょうどこの変異株の流行と重なる可能性もあり、今後の情報も要注意です。