新型コロナウイルス(SARS-Cov-2)の関係で思ったこと(備忘録的なもの)
・スパイクたんぱく質の変異とワクチン、変異スピードの変化など
2月か3月ごろTBS-BSの報道1930に専門家がでてて、DNAワクチンをすごい推奨してたんだけど、その中で、「スパイクたんぱく質が変異しなければ大丈夫」っていうことを言ってた。
で、キャスターが「スパイクたんぱく質は変異しないんですか」って聞いたら、「とりつく部分(スパイクたんぱく質)が変異する可能性は低い」って言ってたんだけど、実際は5月の時点でスパイクたんぱく質の変異が確認されている。
実際、RNAウイルスは変異が早いって言われてるし、4月末時点で国立感染研のレポートでも14日に一回ぐらいのペースでの変異が確認されているとあったけど、毎日アメリカだけで7万人感染してる今の現状では、それよりも変異のペースは速まっているだろうと予測できる。
また、抗体が数か月で半減する、という報道も散見される。抗体が急減するのであれば、ワクチンによって生成される抗体も急減すると考えられる。
これは、オックスフォード大学の研究チームのサラ・ギルバート教授が、3月か4月の時点でBBCのインタビューで答えており、複数回感染することや何度もワクチン接種をうけないといけなくなるだろう、ということもはっきりと言っている。
インフルエンザでさえ型が違えば、ワクチンの種類も異なるぐらいだから、今の時点で、あまりに期待するのは無謀だと言っていいだろうと思う。
なぜアメリカが最も感染拡大するのか?ワクチンを6億回分用意??
おそらく、今年の秋にある大統領選挙と関係があると考えざるを得ないだろう。
経済をどうしても失速させたくないトランプ大統領は、当初マスクもしていなかったし、2月には「コロナウイルスは大したことない」と発言してテレビでも報道されれていた ワクチンの大量確保に動いている、という発表は、むしろ選挙向けの発表と考えたほうがいいだろうと思う。
変異と弱毒化
最終的に弱毒化したウイルスと人類が共存する形になる、というのが、いわゆるウィズコロナの考え方なんだろうと思うが、この話には前段がある。 ウサギの駆除にためにウサギを殺すウイルスをばらまいた事例で、最初のウイルスが99%のウサギを殺したのだが、生き残った1%のウサギがウイルスに対する耐性をつけて、ウイルスも弱毒化したため、ウイルスとウサギが共存するようになった、という話である。
そもそも、ウイルスが強毒化しすぎると、宿主が死んでしまうため、ウイルスも生き残ることができない。 強毒化したウイルスと宿主が死滅することによって、結果的に、弱毒化したウイルスと宿主が共存して生き残った、とも考えられるだろう。
新型コロナウイルスは、そもそも宿主が死に至る確率が低く、宿主が死滅する可能性が低いため、変異によって弱毒化するという理解は間違っているだろうと思う。